初夏の候
春は忙し気に過ぎて行きました。あの厳しい猛暑の夏がやって来る、と身構えますが、
今、朝夕のひんやりとした空気、若葉萌える木々、心地よい初夏の風に「今暫し」と惜しみながらの季節です。
四季の各々に『初・仲・晩』の分類があり、初夏は立夏(5月6日)から芒種(6月5日)の前日までと
季寄せに記されています。この春たわわに実ったさくらんぼは、全て鳥の御馳走になりましたが、
やがて紫陽花の“隅田の花火”が静かに咲き始めました。頂いたカラーをガラスの花瓶に、
ガラス鉢に夏蜜柑を盛るとすっかり初夏の設えです。昨年植えたレンゲショウマが小さな蕾を5つつけました。
日本固有の一属一種の花は深山の湿った大地を好むとか、梅雨空を思い浮かべて開花を待ちます。
(イッコウ)











