タイムスリップ
会社の近くに、「黒門飴」という明治時代から続く市内で唯一残る手作りの飴屋さんがあります。
古びた看板は趣があり、思わず足を止めてしばらく眺めてしまいます。材料は麦芽水飴だけ。
釜で炊きつめて冷やし、大正時代から伝わる飴引き機で伸ばし、ぶつ切りにした飴に、
米ぬかの粉末と沖縄の黒糖と長崎産の生姜が加わったパウダーをまぶします。
製造過程は創業当時と変わらないそうです。店の前の通りは昔、
参勤交代で賑わっていた唐津街道。思わずタイムスリップしてしまいそうです。
水飴から手間暇かけて手作りされた飴の味というのは、よく口にする飴とは一線を画しています。
現代の甘味料を使わない昔懐かしい味わいはやさしい気持ちにさせてくれます。
優しい気持ちになりたい方(笑)、黒門飴を食べてみたい方はご連絡ください。お送りします。
(オオタマミコ)