秋を待つ
「昨日は30℃もあったっげな。暑かったはずばい。(博多弁です)」これは、50年前の会話です。
我が家に初めて扇風機が登場した頃。35度前後の気温が当たり前になってしまった現在、
加速化する温暖化の中で、人は生態的に耐えていけるのかしらと考えてしまいます。
四季を巡る日本の風土に感謝しながらも真夏日の暑さは堪えます。
8月8日は“立秋”。まだまだ夏真っ盛りです。しかし、夏の日が終わり、ホッとするある夜、
虫の声が聞こえてくるとともに、どこからか秋はしのび寄ってきます。
「もうしばらくの辛抱やけんね。」と、残暑に汗水流し、保冷剤入りの手拭いを首に巻きつつ、
秋の涼風を待つことにします。残暑お見舞い申し上げます。
(イッコウ)
