ふしぎなえほん
『安野光雅ふしぎな絵本展』を観に行きました。安野さんのデビュー作“ふしぎなえ”を
初めて手にした時の不思議な世界に引き込まれるような面白さが忘れられず、今でも大ファンです。
90歳になられる安野さんは私の親の世代。絵本の中に出てくる石けり、チャンバラごっこ、
木の葉の舟、お手玉・・・「そうそう!」と懐かしく、一日中遊びまわった幼少時代を思い出しました。
鮮やかで精密に描かれた美しい絵に、安野さんの遊び心と空想力を感じます。
きっと、故郷である津和野で五感いっぱいに思いっきり遊ばれたのでしょう。
「津和野の山の向こうにはイギリスがあると思っていました。」という無邪気に広がる想像力と
物理への探究心に脱帽です。絵本に登場するちょっと太ったチャーミングな小人は、
安野さんご自身なんじゃないかと勝手に想像しています。違っていたらごめんなさい！
(イッコウ)
